繁昌亭 | 天満で英語を! コアES天満

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繁昌亭


天満宮の一角に作られた寄席。上方落語協会、わけても桂文枝師匠の尽力があったと聞く。

8年前、団体の35周年を記念した集まりで、桂右團治さんにきていただき落語会を開いたことがある。(市ヶ谷、つくば山麓、お江戸日本橋亭)。その高座で「まんじゅうこわい」を英語で話していただいたり、子どもたちは「寿限無」の練習をさせていただいたり、そばを食べるジェスチャーを練習したりと、にぎやかな日を過ごした。いまでは英語での落語会を開いたり、アメリカ各地へ行かれて落語を披露したりしている方もいると聞く。anime同様RAKUGOも国際語の地位を確保しつつあるのだろうと思う。

いろいろな語りがある中で、落語は何が特徴か。紙芝居のおじさん。方言での民話の語り、戦争体験の語り、もちろんお笑いタレントの語りなどなど。また最近ではプレゼンテーションというジャンルが脚光を浴び、その話の内容だけではなく、いかに上手に説明したかが問われる機会も増えたようである。多種多様な語りの中でも、いちばん語り手を苦しませるのが落語ではないかと思う。ネタの多くは客に知れている。初めての客もいれば通もいる。全体として客をどう掴めばいいかなど、高座に上がる寸前に考える、いや考えながら進行させる。「まくら」を話しながらさぐる、のである。噺家と客との鍔迫り合いとも言えよう。時には直前に予定の演題を変える人もいると聞いた。まさに真剣勝負である。客はほんとうはそれほど構えているわけでもなく、ただの暇つぶしで来てるという人もいるだろう。噺家は噺家で、今日は喋りたくねえ、という日もあるだろう。胸の内がくすぶって、ネタどころではないみたいに、カオスのごとくに姿形なく溶けてしまった言葉を必死に追いかける。高座が怖くてしかたがない、そんな日だってあるに違いない。客は足を投げ出し、ふんぞりかえり、さあ面白い話を聞かしてもらうか、といっているかのように見える時もあるはずだ。教養セミナーを聞きに来ているわけではない。笑わせてもらいたくて来てる。噺家にとっていつもいつも、ひとを笑わせるというのは至難の技であろう。頭が下がる。

素人は笑わせようと苦心惨憺して、挙げ句の果ては「さぶ〜」と言われることの方が多い。言葉と人の心を探ることをしないで、上っ面、言葉遊びだけで笑わせようとする。噺家とは天と地、プロではない。せいぜい風呂に入って自作にひとりにんまり笑っているのが似合っている。

一緒に笑う   join in the laughter
どっと笑う   roar with laughter
笑いをこらえる suppress a laugh
ちなみに「Owarai」(お笑い番組)は、通用するみたいですよ。
Laugh and grow fat. 笑うほどに太る?
つまりは、「笑う門には福来る」。

(天満・南森町つれづれに)

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