英語学習に不安を感じている保護者の皆様へ
最近、小学生のお子様をお持ちの保護者様から、「英語を習わせているが、そのやり方でいいのかどうかがわからない。」というお声を多くいただきます。英語を学ぶ子どもたちの様子が楽しくなさそうだったり、学習に向き合う姿勢が感じられなかったり…お子様が英語に対して「嫌だ」と感じるようになる背景には、早期学習の進め方や指導法が深く関係していることが多いのです。
たとえば、「とりあえず英検に合格させる」という目標のもと、市販の問題集を使ってざっくりと解く方法では、一時的な合格が得られるかもしれません。しかし、その場しのぎの知識では、3級以上の段階に進んだときに壁にぶつかり、「英語がわからない」「もうやりたくない」と感じることがあります。この状態では、英語で話せる楽しさや、学ぶ喜びを味わう前に、英語学習が”知識の詰め込み学習”となってしまい、それが苦痛になってしまう可能性があるのです。
私たちの教室では、英語学習における課題を解決するため、「音読」「語順訳」「英作文」という3つの柱を中心に指導を行っています。この方法は、「理解しながら学ぶ」「自分の力で表現できる」力を育むことを目的としています。
まず、音読では、英語のリズムや発音を体で覚えることを重視しています。英語を正しいリズムで声に出し、何度も繰り返すことで、言語の音やテンポが自然と身につきます。この体験を通じて、耳と口が英語に慣れ、リスニング力や発音の正確さが向上するだけでなく、英語に対する自信も育まれます。
次に、語順訳では、日本語と英語の構造の違いを感覚的に理解できるようサポートします。英語と日本語の語順の違いを意識的に学ぶことで、英文を読んだり聞いたりする際の理解が格段にスムーズになります。このプロセスを繰り返すことで、英語を「翻訳して理解する」のではなく、「そのまま理解する」感覚が身についていきます。体験的な学習の中で、この感覚を掴んだ生徒たちは、英文を読むスピードも着実に向上していきます。
さらに、英作文を通じて、自分の考えを英語で表現する力を着実に身につけます。英作文は、学んだ単語や文法を実際に使い、自分の言葉で表現する大切な練習の場です。最初は短い文から始め、少しずつ表現の幅を広げていきます。この過程を通じて、英語を使うことへの抵抗感が薄れ、自分の思いを自然に表現できる力が養われていきます。そして、自分で書いた英語が相手に伝わる経験を重ねることで、達成感や「英語が使える」という実感を得ることができます。
これらの学びは、単なる試験対策ではなく、英語を「使える力」として身につけるためのものです。生徒自身が学びの中で「できた！」という実感を得ることを大切にしており、そうした成功体験の積み重ねが、次への意欲やさらなる挑戦へとつながっていきます。
これらの指導法を通じて、単なるテストの点数や資格の取得だけではなく、「英語が通じたら楽しい！」という感覚を育むことを目指しています。この感覚こそが、長く続けられる英語学習の土台となります。そして、ただ与えられたものを覚えるのではなく、自分自身で「なぜ？」を考えながら学ぶプロセスは、中学校以降の本格的な英語学習にも大いに役立つのです。
それだけでなく、自分で考えながら学ぶ姿勢は、英語学習以外の教科にもおよぶはずです！
早期英語学習の課題として、「焦って進めることで基礎が身につかない」ことが挙げられます。例えば、文法を理解する前に進級し、いつの間にか「つまずき」を感じ始めるケースです。そのため、私たちは、生徒一人ひとりの成長や習得度に応じて、最適な課題を設定し、興味を引き出しながら学びを進めています。無理なく楽しく学び続けることで、英語の世界を自然に広げていくことができるのです。
もし「今の学習方法で本当にいいのだろうか？」と感じる瞬間があれば、ぜひ一度、私たちの教室に足を運んでみてください。一緒にお子様の英語学習の未来を考え、最適な学び方を見つけていけたらと思います。
英語学習が、お子様にとっての「新しい世界の扉を開く鍵」となるよう、全力でサポートいたします。