2020年7月20日発行 第98号(2020年8月号)
7月、約3か月ぶりの教室授業再開。みんなの顔、顔、顔!!そして、授業開始前のあいさつや他愛のない会話の中にある”間”。
この、”間”のおかげで、みんなの今日の様子がなんとなくではなく、わりと正確に伝わる。今日は眠たそうだな、今日は元気だな、とか。
あぁ、”間”というのは、なんと重要なんだろう!
授業をしていても、やはり、”間”の大切さに気づく。
- 生徒が、間をみはからって質問をする。
- 答えの途切れ(間)に、生徒の未理解を見つける。
- 息抜きの間ととなる笑い声。
- タイムラグなく届く声!
- 間を利用した自主学習
Web授業も、単に課題の進捗だけを見れば差は感じられない。けれど、そう言えば、これらの”間”がなかったではないか!
今日、教室授業を再開してみて、あらためて、これら”間”の重要性、教室授業の良さを実感できた。
『え?もう20:30?!早っ!』
と、生徒の一人が言った。
Web授業の時に、同じような心のタイミング(”あー、しんど、あと何分やろ?”…のタイミング)で時計を見ると、Webの時は、いつも19:50くらいで”あぁ、まだ1時間もある、、、”という感じだったけれど、今日はすごく時間が進むのが早い、と。
Web授業では、”間”を有効に活用できず、何も積極的に行わない、ただ画面の前に座っているたいくつな時間を過ごしていたのかもしれない。
これらの”間”は、人と人とが実際に向き合わないと生まれない。教室でのみ生まれるこの”間”こそが、各人の学習を生き生きと輝かせ、躍動したものとし、楽しいものにかえていく原動力となることは間違いない。