英語を暗記することのメリットとデメリット

暗記と聞いただけで、体が硬くなってしまいますが、英語学習において暗記を推奨する先生もたくさんいらっしゃいます。私はどちらかというと暗記否定派だったのですが、先日体験レッスンにこられた成人の方の話を聞き「これは捨て置けぬ」と、あらためて見直してみることにしました。

まず、暗記のメリットを考えてみます。

  • 表現がスムーズに出てくる: よく使うフレーズや単語を暗記することで、会話や文章を書くときに素早く使えるようになります。特に、日常的な会話やビジネスの場面で便利です。
  • 自信がつく: 覚えた表現が実際に使えると、英語を話す自信がつきます。自信があると、さらに積極的に英語を使いたくなりますね。
  • リスニング力が向上: 暗記したフレーズを聞いたとき、すぐに理解できるようになります。これにより、リスニング力も自然と向上します。

そして、暗記のデメリットはこちら。

  • 応用力が不足する: 暗記だけに頼ると、新しい場面で自分の言葉で表現するのが難しくなることがあります。暗記したフレーズがそのまま使えないと、戸惑うかもしれません。
  • 理解が浅くなることも: 単に暗記するだけでは、言葉の背後にある文法や意味の深い理解が不足する場合があります。文脈を理解せずに覚えると、間違って使ってしまうことも。
  • 学習が単調になる: 暗記中心の学習は、繰り返し作業が多くなるため、飽きてしまうことがあります。楽しさを感じにくくなることもデメリットです。

暗記は英語を身につけるための一つの手段ですが、構文を理解できていない英文の丸暗記は苦痛ばかりで受けられる恩恵も少なそうです。暗記が単調になる、ということは中身の理解をともなっていない、ということでもあります。

暗記学習は、丸暗記ではなく、バランスよく他の学習方法と組み合わせ、中身を理解したうえ行うことが大事なポイントとなりそうです。