新入会の小4男子生徒の言葉に胸キュン。

先月9月に入会されたばかりの小学4年生の男子生徒さん。とても礼儀正しくて、「きれいに書けてるね」と言うと「ありがとうございます!」、「上手に読めたね」と言っても「ありがとうございます!」と、どんな時にもお礼の言葉を返してくれます。小学4年生の対応としては珍しい対応なので、なんだか妙に照れてしまうのですが、私もようやくその返しに慣れ、生徒さんの方も授業の流れに馴染んできました。そして、昨日の授業終のこと…

「先週、38度の熱があったって、お母さんが言ってました。」

一瞬、文脈が取れず、「え?先週、○○君、熱あったってこと?授業の日に?」と返すと、そうだとうなずきました。先週の授業中、彼のしんどそうな様子をまったく感じてあげられず、私は彼の熱に気づくことができませんでした。そのため、心から申し訳なく思い、「ごめんね、気づいてあげれず。今度からは、しんどかったら教えてね」と謝りました。

すると、「いえ、英語、行きたかったんで、大丈夫でした。」と、私の想像していなかった返事が彼から返ってきました。

この言葉を聞いた瞬間、申し訳なさを押しのけて、何とも言えない喜びがこみ上げてきました。(ごめんね、○○君)。熱があることを感じなくさせてくれるほど、来たいと思ってくれたことに感謝しかありません。そして、そのことを言葉にして伝えてくれたことが本当にうれしく、同時にピリリと身が引き締まりました。

○○君には、具合が悪い時には無理をしないように、と念を押し、言ってくれたことにきちんとお礼の言葉を返しました。彼の照れた様子に胸キュン。あぁ、感動第2波…。

どんな仕事でもそうでしょうが、時に予期せぬ瞬間が訪れ、それが心に深く響きます。良い事ばかりではなく、落ち込むような出来事も起こります。このような経験をさせていただけるからこそ、ますます精進しなければとの思いも強くなります。

これからも生徒一人ひとりの思いや、経験に寄り添いながら、精一杯のサポートを続けていきたいと決意を新たにしました。この仕事を続けることで、彼らの成長に少しでも貢献できることが、私の大きな喜びです。