Sちゃんがコア英語教室での学習をスタートしたのは、彼女が小4の2学期末のことでした。今年彼女は高校2年生。まもなくコア英語教室歴丸7年。外部教室での英語は全く初めてという彼女が、ドキドキわくわくしながら、コア英語教室での最初のテキスト「赤ずきんちゃん」を開いた時のことがまるで昨日のことのように思い出されます。彼女は高校生になり、大きな夢とともに準1級や1級の壁に立ち向かうまでに大きく成長しました。
彼女は今年の春(高2)、2024年第1回英検で準1級に合格しました。これだけでも、私にとっては十分に誇らしい結果でしたが、彼女はさらに挑戦を続けました。そして、第2回英検ではなんと英検1級に挑戦し、不合格ながらも素晴らしい結果を残しました。
リスニングではCEFR C1レベル相当の67%の正答率を叩き出し、リーディングとライティングではそれぞれB2レベルの評価を受けるなど、まだ高校2年生とは思えないほどの実力を見せてくれました。
彼女は、小学5年生まで一度も外部で英語を学んだことがない、まっさらな状態で当教室の門を叩きました。それでも臆することなく、一つひとつの学びを楽しみながら、丁寧に吸収し続けた結果、準1級、さらには1級にも挑戦するほどの力をつけたのです。コア英語教室の学び方を信じ、意欲的に取り組んできた彼女の姿は、まさに「淡々と積み上げていくことの強さ」を教えてくれました。
来年はいよいよ高校3年生になります。大学受験への取り組みに大きく時間を割かねばならず、英検挑戦も残りわずか1、2回となるでしょう。驚くほどハイレベルな目標ですが、彼女は、英検の高い級に合格することで、大学推薦入試でも大きな強みになると信じて、自分の可能性を最大限に広げようとしています。これまでの歩みを思えば、彼女はきっとまた素晴らしい結果を見せてくれるでしょう。
そんな彼女の成長過程をいっしょに歩ませてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。そして、そのようなハイレベルな英語力の域に達した彼女が今もまだ教室に通い続け、コア英語教室の学びを続けてくれていることにも感謝!そして、大いに感動しています。(教室では、常に、”すごいね、すごいね。”の声掛けの嵐です(笑))
振り返ってみても、特別なことは何もやっていません。音読練習、単語暗記、作文練習、、、レベルが上がるにしたがって長文の速読訓練を様々な形でやってきました。基礎の音読練習、単語、作文の力がついている子は、スムーズに速読訓練にはいれます。スムーズなので、次から次へと、ほんとうにたくさんの英文に触れてきました。このような積み上げをただただ淡々とやってきたことが、”多読”の恩恵も受けることになり、長文速読だけの効果にとどまらず、語彙力や背景知識というものにまで及んだのでしょう。
こんなふうに一人の生徒の成長を見守れることは、講師としての何よりの喜びです。そして、これからも彼女のような若い世代が、英語を通して自信を持ち、自らの力を信じて進んでいけるように、私はそっとその背中を押し続けていきたいと心から思っています。