昨日、私たちの教室の生徒たちも英検に挑戦しました! 今回受験したのは、
- 中学1年生が2名、3級に挑戦
- 中学1年生が1名、準2級に挑戦
- 中学2年生が1名、2級に挑戦
- 高校1年生が1名、準1級に挑戦、です。
どの子も「ちょっと背伸びかな?」というレベルの受験。でも、みんなの「挑戦したい!」という気持ちが強かったので、見守ることにしました。
普段から「英検対策」的な授業は一切行っておらず、日々やっていることが積み重なった時に各英検級への合格に必ずつながるという信念の元、指導を行っているので今回も対策は一切せず、それぞれが過去問に取り組み、英単語覚えに取り組み、とやってきました。
英検、下位級ならまだしも、上位級に対策なんてないですよ、ほんと。
さて、学年が同じ、受験級が同じでも、英語の溜まり(実力)はほんとに個々バラバラです。
今回、準2級を受験した中学1年生。
彼は、英語に触れる場面を日常にもっています。毎日オンラインゲームで海外のプレイヤーとの間で英語を交わしているそうです。彼は小5からコア英語教室へ来てくれましたが、幼児期より英語のプレスクールにも通い、先のオンラインゲームも小さいころからやっているようです。ほんと、「今どきの子」って感じですね。私も知らないスラングや表現を教えてくれることもあります(笑・汗)。 ちょっと悔しいけど(笑)、その柔軟な吸収力には本当に感心します。 普段の教室でのレッスンでは、音読や語順訳を中心に地道な練習その積み重ねが準2級に挑戦力になったのだと思います。
そして、2級に挑戦した中学2年生。
この子は小学5年生からコア英語教室で学んでくれています。コア英語教室天満校生粋の生徒さんです。この子は2024年の第2回英検で準2級に合格して、そのスコアの高さから、今回はだめもとで2級に挑戦してみようという気持ちになり、挑戦してくれました。語彙力、文法力はどうしたって不足してしまいます。高校卒業レベルの問題に中学2年生が取り組むのですから。それでも、彼は過去問に取り組む中で「作文はいけるんですけどねぇ…。あとはやっぱ、単語がムズイですわ。」と。私の目から見ても「ギリギリ合格できるかどうか」という実力(単語力)。結果はどうあれ、その挑戦する気持ち自体が素晴らしいと思います。
そして、今回一番驚いたのが、高校1年生の準1級挑戦!
先週の授業帰りにお母さまから「おためしに、準1級受けてみます!」と聞き、思わず「えっ、ほんと?○○君、何も言わへんから!」とただただ驚くばかり(笑)。ちなみに、この子が小6の終わりに中学受験直後に入会したときは、外英語での英語学習の経験ゼロ。しばらくはとても大変でした。 最初の2年間くらいは伸び悩んでいて、保護者の方からも「学校の成績が上がらない」と何度も相談をうけました。保護者様には「力はちゃんとついてきているので、大丈夫!我慢して待っていてください!」と言い続け、そして今があります。(過去ブログにあげています。)
コアで一緒に学ぶ高2の先輩が準1級に合格したのを受け、「自分にもできるかも!やってみるぞ!」と思ったんだと思います。きっかけはなんであれ、目標を持ち、未来の自分を描きながら前向きに取り組む姿って、本当に尊いですよね。うるうるきちゃいます。
私たちの教室では、英検に合格することを最終的なゴールとはしていません。一つの言語として英語を「使える道具」として身につけることを目指し、音読や語順訳、英作文といった地道な練習を続けています。英検のような”試験”の形式が苦手なお子さんもいますし、また、成長の度合いも個々それぞれですので、受験したい級とその時の英語力が見合わない生徒さんももちろんおられ、学生の間に本領を発揮できないお子さんもいると思います。けれども、どの生徒さんも、それぞれの中で少しずつ力をつけて、自分のペースで進み、それぞれの英語の溜まりをもっています。そして、英語を苦にせず学習を続けています。
この姿勢を継続していけば、必ず語学は習得できます。自分が必要としたときにもう一度取り出して再開できる力が必ずついています。
「ちょっと無理かな?」と思う挑戦に向かう勇気、これって、ほんとうに素晴らしいと思います。
さあ、次はどんな挑戦が待っているのでしょう?私もワクワクしています!みんなと一緒に、もっと新しい景色を見に行きたいです。