英語で漱石+English Proverb

2012/07/20 09:05

漱石、明治男の女性観?

親しさが増していったのに、先生はなぜか私に距離を置いて接する。
なぜなのだろう?
先生は時に無関心、時に孤独に見える。「君は若い。若い間は孤独なものだ。私といると、その孤独から抜け出せないぞ」
そんな言葉に主人公は戸惑いながらも、突き放されれば突き放されるほど惹かれていくのを感じている。やがて何度か先生宅に通うようになって、自然に美しい奥さんとも話す機会ができた。

Like any other young man, I was not indifferent to women. But being young and my experience of the world being what it was, I had so far not had any opportunity to form any friendship with a woman. My interest in women had been limited to glances thrown at those who were completely unknown to me.

Edwin McClellan訳「Kokoro」より引用

当時の若い男子は主人公を含め、当然のことながら女性に関心はあったけれど、若かったのと機会がなかったので、女性と親しくなるなんてチャンスはまったくなかった。私の女性に対する楽しみといえば、唯一、通りすがりの女性をチラ見することだけであった。

・・・このあたりの折り目正しさ、電車の駅や通りで人目もはばからずベタベタデレデレしているいまどき男子たちに聞かせてやりたい。(笑い飛ばされるだろうが)

アーロン先生の English Proverb(格言)

Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic.

——Arthur C. Clarke

どんな理にかなっている先進的なテクノロジーも、マジックと見分けが付かない。

(アーサー C クラーク ※20世紀を代表するSF作家。「2001年宇宙の旅」でおなじみ。)
いや、確かに。TVなどで垣間見る先端技術を前にしたら、私だって未開人。ただただ驚きだもの。それにしても、アーロン先生は格言・名言好き。というか、アメリカでは格言。名言を習ったり語ったりする機会が多いのだろうか???

アーロン先生の寸評(英語)