毎度毎度、成人音読クラスのネタなのですが、生徒さんの質問や反応が、ほんとうに新鮮で「おっ!なるほど!」と思えることが多いのです。
先日の授業で、「RUMPELSTILTSKIN(ランペルスティルツキン)」という物語教材の一文、
… ,the miller and his daughter made their way to the castle.
という英文を、粉屋と彼の娘は城へ(向かって)進んだと、訳したところ、
生徒さん「”進む”って、こんな言い方もあるんですね」
“go”ではなく”make one’s way”が使われることで、お城への道のりがどのようなものか、想像が膨らみます。
背景をもった英文に触れることの楽しさであり、利点です。
子どもさんの場合は、同じ物語を学ぶにしても、
英語の表現に触れることはほぼ初めて。
最初はただただ、英語を読んで訳をすることを一生懸命やるだけですが、繰り返し、暗唱できるまでに溜め込まれた、そして劇活動をして物語の疑似体験をした英文はずっと子どもさんの中に生き続けます。
どんなタイミングで、「そうか、あれか!」「そうか、そういうことか!」という気づきがでてくるかはわかりませんが、
- go=行く
- come=来る
と、単語帳で1対1の暗記に頼った勉強をしているよりも、ずっと深く広く、単語の世界が広がっているのです。
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